仕事辞めたい

会社の飲み会参加は絶対?社風が合わなければ覚悟を持って主張しよう

会社には理解しがたい社風や文化、決まり事みたいなものってたくさんありますよね。

例えば、「飲み会も仕事のひとつだから必ず参加しなさい。」とか。そうすることが当たり前の社風である会社の話を聞くと疑問に思うことがあります。

その社風は、会社の生産性を高める事に繋がるのか。

まぁ、飲み会を例に挙げると「コミュニケーションをとるため」「酒をかわし互いの仲間意識を高めて連携を強化する」などの目的があるかと思います。しかし、酒の席が苦手な人だって中にはいるものです。「アルコールが苦手」とか「大勢いると緊張してうまく話せない」という方々です。わざわざ自分のお金を払ってまで飲み会に参加しなければならないのか分からない人もいます。でも「仕事だから」と言われれば、下手に評価を下げたくないという気持ちからしぶしぶ参加する。なんてこともあるのです。上司から言われれば尚更ですね。

本来、会社の飲み会に参加するかどうかは参加者の自由です。自由を「社風」や「文化」という看板を盾にして無理強いさせる会社はよくあります。少しでもおかしいと感じたらきちっと対抗していきましょう。

本記事では「飲み会は仕事のひとつである」という社風を例に考えてみます。

 

その社風が出来たのはなぜか?聞いてみる

会社の飲み会は仕事のひとつである」という社風には、もちろんその背景や目的があります。思い切って職場の先輩や上司にやんわり聞いてみましょう。

なぜ、会社の飲み会参加は仕事の一部だと考えられているのでしょうか?

もしかしたら「以前、職場のコミュニケーションが少なくて雰囲気が悪かったのが、飲み会実施により改善されチーム力が高まったから」とか「あるプロジェクトで悩んでいる時に開催した飲み会で、思わぬアイデアがポンポンと浮かび大成功。業績改善につながった」とか、そんな背景が隠されているのかもしれません。

会社にはそれなりの歴史があるわけです。先人たちが築いてきた経験則をもとに社風という文化が形成されています。しかし、社風の背景や目的をきちんと理解していなければ、アレルギーを感じるのは当然です。

まずは、その社風が出来たのはなぜか?と先輩や上司に聞いてみると新しい発見があるかもしれません。

 

その社風がもたらす効果は何か?考える

「会社の飲み会も仕事のひとつである」という社風がもたらす効果は何でしょうか。一度立ち止まって考えてみましょう。考える時に大事なポイントはポジティブな面だけ考えることです。私なりに仕事の飲み会に参加すると得られる効果を考えてみます。

  • 同僚の考え方を知れる
  • 意見を言いやすくなる
  • 仲間意識が生まれる
  • 帰属意識の高まりで安心感が生まれる
  • 仕事のアイデアが生まれる
  • 仕事のノウハウを知れる
  • 人脈が広がる

以上のようなポジティブな効果をもたらします。状況や立場などTPOに応じて、これらの効果を仕事に利用する方法もアリです。例えば、来年こそは昇格したいから上司にアピールする絶好のチャンスにもなります。仕事で悩んだ時に、同業者との飲み会なら新しいヒントが見つかる場所になることもあります。

しかし、一気飲みや、酒の強要がはびこるような飲み会は効果はありません。一部の人しか楽しめませんし、どんちゃん騒ぎすることで周囲の人へ迷惑をかけてしまいます。社会人として、そのような酒の飲み方はいかがなものかと思います。かえって会社の評判を下げてしまいますからね。

 

反対する前にまずは社風に乗っかってみる

いろいろ考えずに、まずはその社風に乗っかってみる方法もアリです。

「飲み会は仕事の一部である」というのであれば、まずは思い切って参加してみましょう。その飲み会で新たな発見や出会い、気づきがあるかもしれません。少しでもプラスになることであれば、あなたにとっても飲み会参加絶対の社風は意義のあることかもしれません。

(ただし、会費が自己負担であれば、払った費用以上にあなたにとって価値がある飲み会なのかは精査した方が良いです。笑)

一度参加して経験していれば、仮に反対意見を出すときに説得力が増しますからね。

 

社風に乗っかって、おかしければ反対する

「飲み会は仕事の一部である」という社風に乗っかり、何度か飲み会に参加した後に、それでもやっぱりこの社風はおかしいと感じたらきちんと反対しましょう。

何度か、飲み会に参加しましたが、この社風は意味がないと思います」と。

飲み会に何度か参加したうえで主張すれば、あなたの経験則から発言していますので、説得力が増すわけです。さらに、反対する理由をきちんと伝え、具体的な状況も交えて伝えても良いかもしれません。

 

社風を反対するなら覚悟を決める

「飲み会が仕事のひとつである」という社風に対抗して反対意見を出す場合、まずは覚悟を決めましょう。なぜなら、これまで社員が積み上げてきた風習に対して、進言することになれば、周囲から白い目で見られることになるからです。

この社風おかしいだろ」と気づく人は多いですが、「この社風はおかしいので撤廃しましょう!」と言える人はかぎりなく少ないのです。その理由は簡単で「周りの評価を気にするから」なのです。これが、悪しき社風が長く変わらない根源だと思います。

もちろん、立場や状況において言いづらいケースはたくさんありますよね。

しかし、良くない物を良くない!と主張しない限り、会社の存続が危ぶまれることも考えられます。周囲の評価を気にして行動しない事で、会社組織全体が崩れていくことになるかもしれません。そうなる前に、勇気と覚悟をもって反対意見を出してみましょう。あなたの勇気と覚悟が会社を良い方向へ変えていくのです。

これまで革命を起こしてきた有名な人たちも「覚悟」をもって物事を決めて動いていたのです。

 

最悪の事態に備えて転職準備をする

「会社の飲み会は仕事のうちのひとつだ」という社風に反対意見を出すとなれば、相応のリスクを負うことになります。反対意見を主張することで波紋を呼び、なぜか降格させられたり左遷させられるというケースもあるかもしれません。

せっかく会社に正当なことを主張したのに、認められず痛手を負わされるとなれば、もどかしさでいっぱいですよね。ですので、社風を反対する前に最悪の事態に備えて転職準備を進めておく事が賢明な方法だと私は思います。

  1. この社風おかしいなと気づく
  2. 転職準備を進める
  3. 転職先の入社目途を立てる
  4. 現職に覚悟を持って主張する
  5. うまくいけば現職継続/最悪の事態なら転職先の入社準備を進める

というような手順で進めておきましょう。準備をおろそかにしていると、最悪の事態に陥った際、後戻りはできませんし、手遅れです。

例えばリクナビNEXTを利用して、万が一の事態に備えて反対意見を主張しましょう。転職先の担保があれば、勇気を持って主張することが出来ます。しかし、思いっきり主張する際に後ろ盾がなければ、万が一の事態になってしまうと自分の生活を脅かす事態になりかねません。それだと、勇気をもって前には進めませんよね。

転職先の準備を進めるのは、転ばぬ先の杖です。