天職を見つける

ビジネスで成功したい人が集中すべき1つの事

成功に近づきたいなら

ビジネスでは誰しも成功して、財と名誉を手にして裕福な暮らしをしたいと考えるものです。ただし、成功できる人はほんの一握り。

独自の価値を手に入れて、その価値が世間で認められた結果、成功が待っているのです。

 

さて、ビジネス成功者に共通しているポイント何なのか?

その答えは「戦略BASiCS」です。有名な戦略思考のひとつですが、経営者・マーケター・プロダクトの生みの親・芸能人・アスリートなど、地位や立場や職種関係なく共通して活用できる最強の戦略思考のひとつです。

今回は最強の戦略思考「戦略BASiCS」についてご紹介します。

 

 

戦略BASiCS(ベーシックス)とは?

戦略BASiCS(ベーシックス)」とは、ストラテジー&タクティクス株式会社の佐藤義典氏が提唱された考え方です。

BASiCSという言葉は以下の言葉から構成されています。

  1. Battle-Field → 競争する場所
  2. Asset → 独自資産
  3. Strength → 強み・差別化
  4. Customer → 顧客・ターゲット
  5. Selling Message → 売り文句

以上の5つのポイントの頭文字を取ってBASiCSと提唱されています。

戦略の基本という意味でBASiCS(ベーシックス)と呼ばれてもおります。(そのため、iは後付けした語呂合わせ。)

顧客ニーズと自社の強みがマッチした、「売れて儲かる」経営戦略を5つの要素で設計されております。しっかりとした理論に基づき、計画することで実現可能で効果の高い戦略を練ることが出来るのです。

 

かみ砕いて考えると以下の通りです。

  1. Battle-Field → 競争する場所を工夫すれば儲かる
  2. Asset → 独自資産で工夫すれば儲かる
  3. Strength → 強み・差別化できたら儲かる
  4. Customer → 顧客ニーズを考えれば儲かる
  5. Selling Message → 売り文句次第で儲かる

この戦略ベーシックスをやれば、必ず「売れて儲かる」とは言いきれません。しかし、成功してきた人々は結果として戦略ベーシックスのフローを必ず再現しております。逆を言うと、戦略ベーシックスをもとに事業戦略を練ることで、より成功に近づくというわけです。

 

 

戦略BASiCS(ベーシックス)の理解を深める

1、Battle-Field(バトルフィールド)

意味を訳すと「競争する場所」とか「戦う範囲」と言い換えることが出来ます。

大前提に「戦場は顧客の頭の中にしかない」と定義されます。

戦う場所を選んだり定義することは、我々にできますが、その戦場でサービスを選んだり・買うのは顧客です。少しかみ砕いてみます。

 

①ロケーション(地域・場所)とレイアウト(配置)

戦場は「立地」でも「ターゲット」でも構いません。「立地」は大通りや路地裏、どちらで店を構えるのか。「ターゲット」は年齢層・性別・ライフスタイルはどのような人へ提供したいのか。

また、一番目につく場所に立地しているのが「戦場」で、その近隣に立地しているのが「競合」です。

例えば、国道沿いの一番目立つ場所で入店しやすい一等地に立地しているに大きな店があるとします。これは「戦場」です。駅から降りてすぐの場所に大きなデパートがあります。これも「戦場」です。戦場のすぐ隣に店を構えている店や建物がそれらの「競合」というわけです。

 

②メンタルアカウンティング

「心の財布」とも言えます。例えば月2万円のお小遣いの男性サラリーマンにとって、15000円の腹筋マシーンを買え!というのは死活問題です。昼食代500円で抑えているのだから、それを削ってまで手は出せない。というのが本音でしょう。

そうなると昼食と腹筋マシーンを比較して、それを上回る価値を感じなければ腹筋マシーンは買わない。という行動になるわけです。

売り手はこれらの心理的ハードルをこえるプッシュが必要なわけです。

以上の事から、Battle-Field(バトルフィールド)は顧客目線で見た選択肢の幅が「競争の場所」なのです。例えばハンバーガ屋なら、他のハンバーガー屋だけでなく、他ファストフード店や、飲食店全体を競争の場所と考えるべきなのです。

 

 

2、Asset(独自資産)

他の競合が持っていない資産を「独自資産」と定義します。他が持ち合わせている資産では差別化はできませんからね。独自資産が無ければ、戦いには必ず勝てません。まずは、自身の資産を考えてみましょう。

例)

  • 競合より強いブランド力
  • 競合より優れた技術力
  • 競合が持たないノウハウ
  • 競合が持たないロケーション
  • 競合より優れたチームワーク
  • 競合が持たない流通ルート

独自の資産を持っているだけで、競合より優れた価値を提供できる武器になるのです。

 

 

3、Strength(強み)

資産に独自性があれば、「強みにも独自性」が生まれるのです。先程上げた例をもとに考えてみましょう。

  • Asset(独自資産) → Strength(強み)
  • 競合より強いブランド力 → この会社安心だな。
  • 競合より優れた技術力 → ここの製品は長く使えて安心。
  • 競合が持たないノウハウ → すぐに対応してくれて助かるな。
  • 競合が持たないロケーション → 店に行くのに便利だな。
  • 競合より優れたチームワーク → 待ち時間が少ないな。
  • 競合が持たない流通ルート → いつも安くて財布に優しいな。

自身や自社が持ち合わせている「独自資産」が顧客の頭の中でどのような価値をもたらすのか。という思考が強みを考える大きなポイントです。

 

 

4、Customer(顧客ニーズ)

戦場にある商品を欲しがる人が「顧客」です。サービスやモノはこの世に豊富に存在します。顧客やターゲットの層を絞って見極めることで価値の専門性を高めなければ、すべてを失うことに繋がってしまいます。

その分類は、年齢・性別・ライフスタイルが最低限基本となります。

ただし「30代・男性・土日休みのサラリーマン」というだけのシンプルな分類では、意味がありません。

30代・男性・平日は朝早く残業が多い。その為食生活が不安定。いつも帰宅すると子供の寝顔しか見れない為、唯一土日の休みが我が子とのふれあいの時間。しかし、平日の仕事の疲れからカラダが最近ツラくなってきた。この生活に変化をつけようと、運動をはじめて健康を保ち、土日も子供とたくさん外出してハツラツ生活したい」という最低限これくらいのライフスタイルをイメージしておく必要があります。

そうすれば、そのようなニーズの顧客に自社のサービスを売り込むには、どのようなセールスメッセージが刺さるのか。次に繋がりやすくなりますから。

 

 

5、Selling Message(売り文句)

自社の資産と強みを活かせる戦場で、その強みを選んでくれる顧客を絞れました。これまでの4つのフローで大きな戦略はほとんどが構築されてきました。これまでの戦略が顧客に刺さらなければ結果は出ません。

独自資産がお客様の心に突き刺さってはじめて「差別化」されるわけです。

セールスメッセージによって戦略が顧客に伝わってこそ価値があるのです。

 

 

さいごに

ここまでお読みいただきありがとうございます。

ビジネスで成功するなら、他の人が休んでいる間にジャンプアップするのが一番早いです。

ただ、通常の仕事をしている中で滅多に研修を受講したり等時間のマネジメントが難しいというハードルがありますよね。

  • 同僚に差をつけたい
  • でも何を学べばいいのか
  • そもそも仕事しながらそんな時間ないし
  • ネットでビジネスを調べるの手間がかかるよな

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ぜひ、皆様のビジネスの成功をお祈り申し上げます。