仕事辞めたい

仕事がストレスでずっと辞めたくて限界と感じた時は心を整理しよう

どうもこんにちは。本サイトの管理人 サイファ(@saifanet)と申します。

私は大学卒業後に新卒入社でとある企業に就職しました。その後数年勤めあげて、某ショップの店長をしばらく経験させていただきました。管理職として長らく勤めてきましたが、たくさんの仕事のストレスも抱えてきました。私の詳しいプロフィールはこちらからどうぞ。

 

今回は『仕事がストレスでずっと辞めたくて限界と感じた時は心を整理しよう』についてご紹介します。

私自身、大学卒業後、入社1年目で事業所の約半数の先輩が退職するという壮絶な経験をしました。その後も、人の入れ替わりが激しく、約10年間でのべ50名の退職者を見送ってきました。誇れる数字ではありませんね。

退職した50名の理由で、共通している点が「仕事のストレス」でした。

「50名も退職者を見送ってきたけど、同じように仕事をしている他の同僚は今でも元気に仕事をしています。不思議ですよね。仕事のストレスの感じ方が人によって違うのかもしれない。」そう考え、本記事を執筆しました。

この記事を読んで少しでも「ストレスそのものを理解すること」「ストレスの整理の仕方」「ストレスの対処方法」が皆様の助けになれば幸いです。

仕事が限界と感じるのは「ストレスの蓄積」が原因

仕事を通じてストレスを感じてしまうのは、どの仕事でも当然のことです。しかし、同じような環境で仕事をしていても、人によってストレスの感じ方は様々ですよね。

人の心は一杯のグラスに例えるとわかりやすいです。

グラスは人それぞれ大きさの違いがありますが、その差はわずかなものです。このグラスに、ストレスという液体が注がれるイメージです。ストレスという液体がグラスいっぱいまで溜まっていくと、グラスの限界線を迎えます。限界線を突破するとグラスの液体は一気に外に溢れ出てしまいます。これがストレスの限界を迎えた状態なのです。

限界を迎えるか、限界に達したあたりで、「もう仕事を辞めたい」「この状況から逃げ出したい」という考えが芽生えて憤慨するわけです。

ストレスの蓄積で心のグラスの余裕がなくなり、退職や転職を考えたりするようになるのです。

 

ストレスは「自分が予期せぬ事態に遭遇した時」に生じる

私も仕事でストレスを感じるシーンがたくさんあります。

  • 上司からの業務に関するプレッシャー
  • 部下が期待通りの仕事を遂行できない
  • 自分スケジュール通りに仕事が進まない

など、いつも細かなストレスを感じながら仕事をしています。

ストレスの本質的な原因は「自分が予期せぬ事態に遭遇した時」に感じるものなのかなぁと私は考えています。私は精神科医でもメンタリストでもありません。単に自身の経験上、そのように感じているだけです。

私がストレスを感じる場合の共通点として自分が事前に期待している事柄が、想像を超えて満たされない時に、ストレス因子として、脳内にネガティブなものを巡らしています

 

仕事でストレスを感じるのは普通

結論から言いますが、仕事でストレスを感じるのはごく普通で当たり前の事です

ビジネスシーンでは、「市場の変化に対応すること」が求められますよね。顧客のニーズは日々変化するわけですから、市場の変化に対応できない企業は波に乗り遅れてしまい、業績悪化→倒産してしまう可能性もあるわけです。ですから変化が求められる職場では予期せぬ事態が起きて当然なのです。

上司からのプレッシャーがストレスに感じてしまうのは、自分が大切にしているビジネスポリシーと違う考えや新しい考えを上司から叩き込まれ、自分が知りえない予期せぬ事態と遭遇してストレスが生じます。

部下が期待通りの仕事をやってくれないのは、「部下のスキルであればこの程度なら仕事をやりとげてくれるだろう。」という自身の事前期待と反した結果が、予期せぬ事態と遭遇してストレスが生じます。

自分スケジュール通りに仕事が進まないのは、「今日はスケジュール通りに仕事を進める」という事前期待が生まれ、予期せぬ事態と遭遇したときに事前期待が覆される為ストレスが生じます。

先程の章でも述べましたが、ストレスの本質的な原因は「自分が予期せぬ事態に遭遇した時」です。全ては予期せぬ事態に遭遇した時に、ストレスが生まれるのです。仕事中は様々な変化が起きるのは至極当然のことであり、仕事をする全ての人が遭遇することです。言い換えると、仕事をするすべての人はストレスを感じて当然なのです。

私の場合は「まぁ、思い通りにならなくて当然だよね。だからこそ仕事って面白いのかな。」とあまり気にすることなく、変化を楽しむように考える事にしています。すると、自然とストレスを感じにくくなり、前向きに仕事に取り組めるようになれました。単純な事ですが、心の持ちようでストレス耐性は大きく変えられるのではないかと考えます。

 

仕事のストレスを感じやすい人と感じにくい人の違いは?

同じ仕事をしていても、ストレスを感じやすい人と感じにくい人がいますよね。双方の大きな違いはただ1つです。

予期せぬ事態の変化を予測できているか?できていないか?」の違いにあります。

市場や環境の予期せぬ変化を事前に予測できている人であれば、「まぁしょうがないか」「想定の範囲内だから、次はこうしよう」「よくあることだからな」と割り切って判断し、次のアクションに進むことが出来ます。このタイプの考え方であれば多少のストレスは感じても、ダメージは少ないでしょう。

反対に、予期せぬ変化を事前に予測できていない人であれば、「なんでこうなるんだよ!」「考えられない」「信じられない」という怒り、悲しみ、絶望、悲壮というネガティブな感情が沸き起こり、ストレスをたくさん感じてしまいます。このタイプだと1つのストレスダメージが大きくなり、積み重なると「もう無理」「限界だ」「仕事辞めてやる」という考えに達するのだと思います。

前者のような「変化をあらかじめ予測しておく習慣」が、仕事のストレスと上手に付き合う最善策だと私は考えています。

 

ストレスをゼロにするには要因を無くす事

ストレスを完全に感じないようにする為には、ストレスの原因となる事柄を排除することが一番ですよね。極端な例でいうと、ストレスを感じる同僚とは最低限しか接しないとか、予定を妨げるものにはNOと言うなどという対処方法です。

しかし、そうは言うもののそんなことばかり続けていたら仕事が成り立たなくなりますよね。仕事はパートナーとの協力によって成り立ちますから、ストレスとなる要因と向き合わない事は衰退するリスクを抱えることになり兼ねません。

とすると、今の社会でストレスをゼロにする事は極めて難しいのかもしれませんね。うまいことストレスを消化しながら、出来る限りストレスをため込まない考え方や思考を手に入れて訓練していくほうが、私は賢い方法だと考えます。

ちなみに私が前職を辞める直前は、「次の転職先があるから人間関係なんて気にせず、自分の思うがまま仕事しよう。」という考えから、上司や部下からの依頼やどんどんぶった切りした時期がありました。これが実にすがすがしいもので、その時期は一切ストレスを感じることなく自身がやるべき仕事に打ち込めたものです。笑

後先気にすることなく仕事が出来るようになれば、ストレスを溜めなくて済むのかもしれない。と感じた経験でした。