仕事辞めたい

入社2年目で会社を辞めたいけど家族に言えない

希望を抱いて入社した会社。新しい場所で、自分の将来にワクワクしながら飛び込んだ環境。しかし、現実はぜんぜん違う。なんとか1年目は仕事を必死に覚えて仕事を続けてきたものの、2年目のシーズンを迎えた頃から、途端にツラくなった。

新しく仕事をはじめてまだ2年目なのに、辞めるなんて家族に言えない。言えるわけがない。

あんなに入社を応援してくれた家族に対して、顔向けなんてできない。今さら仕事を辞めるなんて家族が知ったら心配をかけてしまう。

ましてやキャリアが浅いうちに辞めたい事を家族にも、職場の人にも打ち明けられず悩みを抱えている2年目の社会人は後を絶ちません。

本記事を通して少しでもあなたの考えと行動の変化のきっかけになれば幸いです。

 

 

入社1年目の頃より褒められなくなった

入社して間もない1年目の頃は、まだ何もできない「新人」として扱われます。家族で例えれば赤ちゃんと同然です。

例えば、初めて営業のアポを取れたり。初めて営業成果を上げる事ができたり。初めてひとつの仕事をやり遂げたり。毎日が「初めて」の連続です。初めてのたびに職場の先輩は多くの場合褒めてくれたことでしょう。

「よく頑張ったね。」「ありがとう。」とねぎらいの言葉をたくさんかけてくれたことと思います。

しかし、入社2年目になると途端にねぎらいの言葉が少なく、または物足りなく感じてしまうのです。

その原因は「慣れ」なのです。この慣れは、先輩からみたあなたへの「慣れ」と、あなたからみた先輩への「慣れ」の2種類あります。

先輩から見たあなたへの慣れ』の場合、1度出来るようになった仕事をさらにもう一度取り組んだ場合、社会では「出来て当然」という考える傾向が色濃くあります。慣れてしまった先輩たちは、あなたが一生懸命取り組んだ2回目の仕事に対して出来て当然という認識であなたを見ているのかもしれません。もしくは、褒める事を忘れてしまっているのです。

また、『あなたから見た先輩への慣れ』の場合、あなたの先輩は少なからずあなたに対して褒めてくれているかもしれません。ちょっとした「ありがとう」や「さすがだね」という短い言葉で。ですが、その言葉にあなた自身が「慣れ」てしまって、自分自身で「出来て当然」だから「褒められるほどでもない」と無意識に感じている事はないでしょうか。結果として、先輩から1回目の褒め言葉以上に2回目に褒めてもらわないと「私は褒められた!」と喜びを感じなくなっているのかもしれません。このケースの場合は、「あなたがあなた自身をもっと褒めてあげる事」がとても大切です。なぜなら、人を変えるよりも自分自身を変える方がよっぽど簡単なのですから。

 

人間の欲求の段階において、次元が高い欲求は「承認欲求」と言われています。「人から認めてもらいたい欲求」です。あなたが仕事を辞めたいと考えるまでに至った経緯で、先輩から褒められる事が少なくなったからという理由は、人間の欲求として当然の事なのですよ。

 

 

仕事はまず3年は続けろという固執した古い考え

「石の上にも3年」ということわざのように、「どんな仕事もまずは3年続けなさい」という教えは今も昔も語り継がれた言葉です。もちろん、3年続けてはじめて分かる事もたくさんありますが、本当に同じ仕事を3年続けることに意義があるのでしょうか。

最近では、第二新卒という言葉や考え方が世の中にあふれてきましたよね。第二新卒とは、『新卒で入社して3年間程度の間で退職して再就職すること』を指します。例えば高卒なら21歳まで、大卒なら25歳までの年齢を指します。

特に20歳代後半を迎えると、周りの友人や知人やあなたの結婚ラッシュがあり、会社でもある程度大きな仕事を任されるようになったりします。そうすると、「相手の家族に顔合わせ出来ない。」「私がやらなければいけない。」という安定した仕事をしておかなければならない理由が出来上がるのです。すると、新しいことにチャレンジしたいと考えた頃には、もう手遅れです。あなたのチャレンジ精神は、他の理由によって我慢をしなければならない場合もあるのです。

以上のことから、どんな仕事も3年続けるべきかと言われると「安定を望むなら吉」だが、「あなたの能力を最大限発揮するチャレンジは可能性が狭まる」と言えるでしょう。

 

 

全ての悩みの原因は対人関係

心理学で有名なアドラーは「人間の悩みの原因はすべて対人関係である」と言っています。悩みを深く追求していくと、根本の悩みは全て人間関係(対人関係)に行きつくのです。

例えば、「お金がない」とか「病気になった」という事は一見、対人とは関係ないように考えられますよね。しかし、アドラーの心理学では

お金がないと、他人に迷惑をかけてしまうのでツライと悩んでしまう。病気になれば面倒を見てもらうために家族や職場の人たちに迷惑をかけてしまうのでツライと悩んでしまう。」と説いています。

あなたが会社を辞めたい。と悩んでいるのは、なぜでしょうか。きっと、悩みの深層に「誰かに迷惑をかけてしまうのではないか。」という不安や心配が頭を埋め尽くしているのからなのかもしれません。

アドラーは、対人関係の悩みを解決するためには「他社は全て仲間である。と心の底から認識しなさい。」と説いています。

仕事を辞めることで家族や職場の人たちに迷惑をかけてしまうかもしれない。でも、相手はあなたの仲間である。と考え方を前向きに捉えましょう。きちんと今の気持ちや、仕事の悩みを整理して仲間に打ち明けましょう。あなたの仲間は、きちんとした理由であれば必ず、あなたを理解し支えてくれます。それが本当の仲間なのですよ。

対人関係がうまくいかない人の大半が「相手は私の敵」とか「相手は私を傷つけようとしている」という考え方や「相手は自分を落としいれようとしれいる」という誤った認識をしています。

誤った認識のままでいると、あなたの人生を狂わせかねません。

もし子供の頃にいじめや虐待を受けた経験がある場合、潜在意識として「他人は敵だ。」という考え方が根強く植え付けられている場合があります。その場合、「相手は仲間だ。必ず私の気持ちを分かってくれる。」と1日のうちのどこかで決まった時間に毎日、少しずつで良いので自己暗示してみましょう。

そうして、自分の気持ちの整理がついてから信頼できる仲間に、自分の気持ちと正当な理由をきちんと伝えましょう。あなたの仲間は、あなたが本気で悩みを打ち明けたらきちんと受け止めてくれます。

 

 

もし、あなたが今日仕事人生最後の日だとしたらやりたい事は何か

大きな話かもしれませんが、『もし明日退職するとしたらあなたは今日、どんな仕事を成し遂げたいですか?』

まだまだやり遂げていない仕事や、これだけはやり遂げたい!と思える価値ある仕事があるなら、あなたは今の仕事に「やりがい」や「働きがい」が残されています。

しかし、答えが「見つからない」や「見当たらない」とした場合、あなたはその仕事のやりがいを見失っている可能性が高いです。

仕事を辞めたいと考えている場合、その仕事の働く価値を見出せなくなっているかもしれません。

そんなときは、入社した時の志望理由を思い返してみましょう。何か今の仕事に存在価値を感じて入社されたことと思います。しかし、その頃と今とでは、また夢ややりがいは変わる事もあります。その仕事で働く存在意義が別のカタチに変わったのであれば、何も問題はありません。なぜなら、次の仕事に取り組む新しいエネルギーに変わるのですから。別の仕事でそのエネルギーを燃やし続ければ良いのです。

 

 

やりたい仕事・やりたくない仕事

仕事には「やりたい仕事」と「やりたくない仕事」が存在します。志願して入社したのに「やりたくない仕事ばかりしている」と感じる人は多いかもしれません。

しかし、仕事とはそういうものです。人が面倒だと感じる仕事も世の中には無数に存在します。しかし、そんなやりたくない仕事も、やらなければ会社が回らないから、あなたに依頼されるのです。

今の仕事を続けるにしろ、新しく転職するにしろ社会人の道は十人十色です。ですが、どんな仕事でも「やりたい事だけ」を仕事にできる人はごくわずかです。

やりたい仕事を任せられる為には「信頼の積み重ね」がとても大切です。どんなに小さく、他人がやりたくないような仕事でもきちんと成果を出す人に、新しい仕事はやってきます。「やりたい仕事」をする為には「やりたくない仕事」も一生懸命こなして、成果を残し、信頼を築く事も大切なのです。

ですが、小さな仕事もきちんとこなしてきたのに、全く仕事を与えてもらえない。成長の機会を与えてもらえない場合は、問題です。

※場合によってはパワハラに該当するケースもありますので、悩んだら信頼できる仲間に相談し、異動願いや、場合によっては転職等をおススメします。

 

 

大切なあなたの大切な人が仕事で悩んでいたら、あなたはどうするか

もし、あなたの大切な家族・友人・恋人・親友が仕事で悩んでいたら、迷わず助けてあげることでしょう。

「最近、顔色良くないね。何か仕事であったの?」

「仕事は順調?無理していない?」

「悩んでいる事があったらすぐ言ってね!」

そんな優しい言葉をかけるでしょう。

あなたが、逆の立場であれば親身になって話を聞いてあげられるような間柄の仲間には、あなたも悩みは迷わず相談しましょう。仕事に悩んで心身を病んでしまい、うつ病などを患ってしまっては、悲しい未来となります。

あなたの家族は、あなたのかけがえのない仲間です。そんな家族には勇気を振り絞ってあなたの悩みを打ち明けましょう。

必ず親身になって話を聴いてくれますから。

 

 

さいごに

本記事を通して、少しでもあなたの考えと行動変化のきっかけになれば幸いです。

仕事は、自分の生活を豊かにする為の手段であり、その社会活動を通して社会貢献することに、働く意義があるものです。それすら感じなくなってしまったり、見出せなくなってしまってはもう手遅れです。

そのような状況になる前に、私は「転職サイトへの登録」を準備の一環としておススメします。もっと世の中にはやりがいのある仕事がたくさんあります。

今転職する気がなくても転職サイトに登録しておきましょう。

なぜなら、ストレスや疲労が極限のピークまで達すると転職サイトに登録する気すらなくなるからです。

転職することは恥ずかしいことではなく、自分のステップアップのためです。

気になる求人情報を自分でストックしておくだけで「転職」という選択肢が出来て、過労で倒れてしまう前にも転職という手が打てるようになります。

私なら準備の一環として、リクナビNEXTを利用します。ここなら、スカウトサービスによりレジュメや希望条件を登録しておくと、企業からオファーが届くので、あなたが企業を探さずとも、企業があなたを探してくれるため大幅に手間が省けますよ。

まずは、会員登録があなたの仕事人生を変える一歩です。