仕事辞めたい

仕事の拘束時間が長くて自由な時間が無い。もう会社辞めたいよ。

会社の職場環境が最悪な時、人は仕事を辞めたくなるものです。仕事を辞める理由で「拘束時間が長い」という問題は常にトップクラスに君臨しています。

会社の拘束時間が長いと、プライベートの時間が削られリフレッシュせずにまた翌日の仕事を迎える事となります。悪循環のスパイラルから抜けられなくなり、私も管理職に赴任してから、拘束時間が長いことで精神的に疲弊し、身体に痺れが症状を患いました。

そうは言うものの、拘束時間が長い問題を解消する為には、自分自身で仕事のやり方改革で改善することも可能です。

さぁ、任された仕事は早めに仕上げて、今日も早く帰りましょう!

仕事の拘束時間とは何を指すのか?

仕事の拘束時間は家から会社へ出勤するために出発した時間〜会社から家へ帰社した時間を指します。

例えば、朝8時に家を出発し、残業を夜7時に終えて、帰宅したのが夜8時だった場合、
8:00〜20:00までの12時間が拘束時間となります。
ポイントは「仕事に関係する時間をどれだけ要したか」という点。

仮に通勤時間が往復30分のサラリーマンと、往復2時間かかるサラリーマンでは、仕事の拘束時間は、1時間半も差があります。
自宅から職場までの距離や、通勤手段によってこのあたりは変わりますが、通勤時間が短ければ、それだけ毎日の自由なプライベートの時間も増えるわけです。
拘束時間が長いのは、嫌なものですよ。もし早めに仕事が終わっても、見たいテレビ番組に間に合わないとか、家でゴロゴロするとか、心身リフレッシュする時間に制約がありますから。

通勤時間というと、車を運転するか、バスや電車など公共機関に乗って見知らぬ人と乗り合わせ等、少なからず緊張感が生まれますよね。緊張感があれば、その時間でリフレッシュが出来るとは言えませんね。
拘束時間が長いと、心身を休めて日々疲労が蓄積していきます。ようやく休日を迎えても、疲労回復で精一杯でしょう。そして、また次の仕事。。疲労の連鎖呪縛から抜け出せません。

拘束時間は短い方が良い仕事が出来ます。

 

帰社後の自由な時間はどれくらいあればいいのか。

自由な時間とは、帰社後〜睡眠を開始するまでを指します。目安としては帰宅してから4時間は確保しておきたいですね。
4時間のうち、1時間は夕食や入浴でしっかりリラックス時間をとりましょう。残りの3時間は、テレビを観たり、ゲームや読書、音楽を聴いたりネットサーフィンをしたり、あるいは興味があることを勉強したりという時間に充てたいところ。

サラリーマンの私の経験ですが、プライベートの時間が充実している人は、見聞が広く心も豊かで質の高い仕事をします。話題も豊富なので、人脈が広がるので自然と人が集まります。人が集まると自然と人望が生まれ、出世していくのです。プライベートが充実している人は、仕事も充実していく人が多いのです。

プライベートの時間が十分確保出来てなければ、次の日も疲れを持ち越して仕事をこなすことに。疲れたままでは仕事のパフォーマンスは下がります。低いパフォーマンスで質の悪い仕事ならば、次の仕事の依頼は来なくなります。どんどん悪いスパイラルに陥ってしまうでしょう。

帰社後のプライベートで過ごす自由な時間は、仕事の疲れを癒やす貴重な時間です。充実した毎日を送ることが高収入を得ることに繋がるのです。

 

 

仕事の拘束時間が長い時のリスク

①十分な睡眠時間が確保出来ない

睡眠の黄金時間は、夜10時〜朝2時までの4時間を指します。この時間帯に十分睡眠をとることで、成長ホルモンの分泌を促進します。心身のリフレッシュに重要な時間帯と言われています。
(医学的根拠はありません。)

もし、仕事の拘束時間が長くて帰宅が毎日遅い時間となれば、質の高い睡眠を確保することは出来ませんよね。
もちろん、医療関係の仕事や、ホテル業務やシフト制などにより夜勤がある業界は難しい面もあります。

睡眠を取ることで、脳の記憶を整理したり、身体をゆっくり休めてくれます。睡眠不足だと、思考力や判断力の低下。ストレス過多によるうつ病などの精神疾患を引き起こすリスクさえあるのです。
質の高い睡眠を取ることは次の日の仕事のパフォーマンスを高めることに繋がります。

仕事を終えて帰宅し、自由なプライベートの時間をたくさん確保したいところですが、体調管理も忘れてはいけません。
万が一、仕事の拘束時間が長いうえに自由な時間も無くて、睡眠もきちんと取れていない状況であれば、危険です。体力があるうちは良いですが、そのうち取り返しがつかない事にもなりかねません。
仕事も遊びも身体が資本ですからね。倒れてしまっては、意味がありません。

 

②友達や恋人と会えない

仕事に拘束されている時間が長いと、友達や恋人と会う時間が削られてしまうリスクがあります。
仕事の日は、遅くに帰宅して夕食や入浴していると、もう睡眠を取らないといけない時間になります。物理的に時間が足りないんですね。
または、仕事で疲れ果てて友達や恋人と会う元気や余裕が無い状況もあり得ます。心や身体を休めるので精一杯です。

もし休日であっても、仕事の疲れを取るので精一杯という環境もあり得ます。仕事の日の疲れや睡眠不足を解消するために、休日はゆっくり休みたいところ。

私は、休日のショッピングモールのソファでお父さん達が仮眠を取っている光景を見ることがあります。あぁ、お疲れ様ですと言いたい。そんな風に、平日の疲れを土日に解消するために、限られた時間で自分を休ませているんですね。

ショッピングモールに来ているお父さん達の場合は、自分の身体と心に鞭を打って家族との時間を作っているのです。

休日に疲れ果てて、友達や恋人と過ごす時間よりも自分を休ませる事で精一杯になる社会人が多いのです。
仕事の拘束時間が長いことで、大切な人との時間を確保出来ないリスクがあります。

 

③心身を患う可能性

あまりに拘束時間が長い場合、心や身体が病で侵されるリスクがあります。
長時間労働によるストレスや疲労過多で、限界を迎えたときに、心や身体に支障をきたすのです。
それは個人差があり、一概にどれくらいの時間でそうなるとは言い切れません。
例え、筋肉ムキムキのスポーツマンでも、鉄の精神力を持った猛者であっても、心身を患うリスクがあります。

私自身も管理職になりたての頃、仕事の拘束時間が長いことで心身の不調が発生した経験があります。
朝8時に起きて、出社。仕事を終えて帰宅するのは毎日夜中11時という生活を2年ほど経験しました。最初の頃は、「そのうち慣れるだろう」と気にしていませんでした。しかし、3か月続けていくと「早く帰りたいな。嫌だな。」という心の変化がありました。
そして、半年続いた頃に私は、ついに身体の左半身に痺れが生じました。症状は左目まぶたが重い、左手がしびれて感覚が鈍い、左脚のふとももから足先にかけて痺れるという恐ろしい状況でした。しかし私は、精神的な理由によるものと診断されるのが、正直怖くて病院にかけこむことはしませんでした。

少しでも異変を感じたら、早めに手を打ちましょう。精神疾患で手遅れになる前に。

 

 

仕事のやり方改革で拘束時間を短くする

職場にいる拘束時間が長いと嘆いているだけでは、何も解決にはなりませんよね。
少しでも、早く仕事を切り上げて家に帰る準備を早めましょう!
ちょっとした意識や工夫で、仕事の拘束時間が減る可能性もありますよ。

 

① 明日出来る仕事は明日に回す

仕事の時間は基本的に8時間と定められています。8時間のうちに仕事を仕上げなければ、それ以降が残業時間となります。体力や精神力によって差はあるものの、労働時間は8時間が適正です。
それ以上働いてしまうと、逆に仕事の効率は下がる一方。
明日出来る仕事は明日に回しましょう。

やらなければいけない仕事の中にも優先順位や興味関心事によって順位付けが必要です。
「来月まで」「来週まで」「明日まで」「今日まで」と期限はそれぞれ違いますよね。

明日出来る仕事は明日で良いのです。
残業してまで仕事を進めるのは生産的ではありません。体力的にも精神的にも疲労が蓄積すると、生産性は極端に落ちてしまいますからね。
期日まで計画的に仕事を進めて、夕方には早めに仕事を切り上げましょう。

 

② 質を7割に下げてスピードをあげる

会社の創業者や、成功している経営トップの多くが口を揃えて発することが、仕事は「早いが吉」です。
ビジネスの環境変化は目まぐるしいスピードで変わりますよね。

思い切って仕事の質を7割=70%あたりに下げて仕事をしてみましょう。
仕事の質を下げる目的は「仕事のスピードアップ」です。
入社1年目の新人君でも、社長でも与えられた時間は同じです。
「人」や「金」や「物」は立場によって裁量や、量が違います。しかし「時間」は時間は誰しも平等に与えられた資源です。

もちろん中には抜け目なく徹底しなければいけないタスクもありますよね。そのような仕事だけは今まで通り100%の力で仕事をするべきです。

会社の拘束時間が長いのであれば、物理的に仕事の所要時間を短縮するしかありません。
目安としては、先ほどの30%差を「時間効率」に充て、130%(1.3倍)仕事のスピードアップに生かすことです。
単純計算で10時間労働が30%改善されれば、
7時間で仕事を仕上げる事が可能になるわけです。

仕事の時間効率を工夫し、今の仕事を見直してみましょう。

 

③ 価値を生まない時間を切り捨てる

思い切って、価値がない仕事は手放しましょう。

その仕事は会社や顧客、社会に取って価値をもたらす仕事でしょうか?
無意味な常識にとらわれることなく、価値の高い仕事をチョイスして挑戦していきましょう。

仕事の断捨離です。

案外、切り捨てても問題ない仕事内容もたくさんあります。
価値のない仕事は切り捨てていき、価値のある仕事に集中して実行しましょう。

何の為に仕事をしているのか?

何のために仕事をしているか?と聞かれたら、今の私は迷わず「家族と私自身が豊かに暮らしていくため」と答えます。

「会社の成長の為」だとか、「昇進の為」だとか微塵も考えていません。

幸せな人生を、大切な家族と自分で送っていくために、仕事という「手段」で、全うするだけです。

ただ、以前の私は、真逆でした。「頑張れば会社に認めてもらえる。」だとか「会社をもっと強くしたい」などと考えていました。今、考えればそれらは全て「手段のひとつ」でしかなく、本当に大切なものを見失っていたように思います。

昨今は、人手不足の市場で、仕事をする場所は実にたくさんありますし、リクナビNEXTなどの登録型転職サイトも今は、豊富な職種を扱っていますし、働き口はどこにだってあるものです。

結局、私はリクナビNEXTを使って転職したひとりです。CMで大々的に放送されていて、有名だったから。という簡単な理由です。

豊かな人生を送れるのであれば、仕事の種類は何だって良いのです。